大会ルールの「ルール補足」にある以下の部分について、正誤判定の考え方の説明をいたします。
正誤判定は、解答が問題文に沿ったものであるかを考慮して行われる。
例)「××」という地名を冠した「××の戦い」というものを問う問題を考える。
(1)問題の末尾が「〜戦いは何でしょう?」となっている場合
→「××の戦い」が正解、「××」のみは誤答もしくはカウント続行
(2)問題の末尾が「〜『何の戦い』というでしょう?」となっている場合
→「××の戦い」「××」の両方が正解
この判定基準は、「ある解答が正答となるためには、問題文で問うているものと、それに対して発された解答とで、意味するものが一致している必要がある」という考え方に基づいています。
上の例の(1)で「××」のみの解答で正答とならないのは、問題文では「××の戦い」という「戦い」を問うているのに対して、「××」は「場所」をさす言葉であり、意味するものにずれが生じているためです。
一方、(2)の場合、問題文が直接問うているものは「××の戦い」という「戦いの名称」です。問題文中で「の戦い」の要素がすでに明かされており、実質的に「戦いの名称」の中の「××」の要素のみを問うているとみなすことができるため、「××」のみの解答で正解となります。
これらは基本的な考え方であり、上記の例とは異なる判断材料が含まれる問題については、個別の問題・解答ごとに判断いたします。